人気少年漫画が原作の映画『デスノート』

2006年に公開された映画『デスノート』は、2003年から2006年まで週刊少年ジャンプで連載された漫画「DEATH NOTE」を原作とした人気映画です。

邦画史上初となる前・後編の連続公開として話題を呼び、興行収入は合わせて80億円を獲得しました。

名前を書かれた人間は死ぬという「デスノート」の存在と使用の是非を巡り、主人公の夜神 月(ライト)と世界的名探偵L(エル)の頭脳戦を主に描いた作品です。

大学生のライトはある日、死神・リュークが落とした黒いノートを拾います。それが名前を書いた人間を死なせることができる「デスノート」だと知ったライトは、法律では十分に裁かれたとは言えない凶悪犯罪者の名前を書き込み、次々に抹殺していきます。法とは別の方法で犯罪者が裁かれていることに気付いた人々は、その顔もわからない人物を、殺人者という意味のKillerから「キラ」と呼ぶようになります。

いつしかキラは神と崇められ、犯罪者の存在しない理想の世界を作るためという名目のもと、ライトの“殺人”はエスカレートしていきます。キラの存在に気付いた警察は事態をを重く受け止め、世界的名探偵のLにキラの調査を依頼します。

Lはキラの殺人パターンを分析し、確実にその正体に近づいていきます。キラもまた、疑いの目を自分から遠ざけるための手段として巧みにノートを使い、さらにはキラ事件の捜査本部へも加わります。死神の力を持つキラと警察を動かすほどの力を持つL。お互いの正義を守るための天才同士の闘いは、時に手段を選ばず、世界中の犯罪者や周囲の人間、そして本物の死神までもを巻き込んだ壮絶な頭脳戦へと発展していきます。

主人公のライトを藤原竜也、少し風変わりな名探偵を松山ケンイチが好演し、まさに天才同士の闘いに相応しい演技合戦を繰り広げました。

また、デスノートの本当の持ち主である死神はCGで立体的に描かれており、その迫力も見所のひとつです。そして衝撃的な結末から10年、原作に存在する“6冊ルール”を元にした完全新作のオリジナル作品が、続編として2016年秋に公開される予定です。

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