映画2作目『デスノート the Last name』
人気邦画の続編は前編と同じ年の2006年に公開されたのですが、今回はサブタイトルが付き、その名も『デスノート the Last name』です。最初はこのサブタイトルから誰の名前が最後に描かれるかという点に注目されていたのですが、原作とは違う展開を期待する方などさまざまな憶測が飛び交っていたようです。
前作同様に「夜神月」演じる藤原竜也と「L」を演じる松山ケンイチの心理戦を中心に描かれるのですが、そこに「弥海砂」演じる戸田恵梨香が絡んでいくことで、より複雑な内容になったのです。
1作目は死神もデスノートも1対1だったのに対して、2作目ではそれが複数登場するようになります。そして夜神月とLが直接対面で心理戦を繰り広げられたリ、逆に協力したりする場面などもあり、原作を知らない方でしたらどういう展開になるか予想できないものです。
基本的に2作目では前作に登場した生存している人物は続投という形ですが、初めて登場するキャラクターも数多くいることから、再びさまざまな人物が絡む展開となったのです。特に前述した弥海砂が第2のキラとして登場する場面が、この物語をよりスリリングにしている要因となっています。
そして映画の中で注目される点として、夜神月の信念と計画を感情をむきだしにして表現している点が、観ている者を魅了します。漫画では表現されにくい感情の部分を、臨場感を込めて演じている姿が印象的です。
そしてクライマックスには最後に誰の名前が書かれるのかということの結末が描かれています。